初めてご利用の方へ IPウォームアップ機能を無効にしていませんか?

今回もメール配信システム「ワイメール」の公式コラムをご覧いただきありがとうございます。

ワイメールでは、14日間の無料お試し期間をご用意しており、本契約と同等の環境で配信や機能のお試しが可能です。

無料お試し期間中のお客様からしばしばいただくお問い合わせとして、「IPウォームアップ機能を無効にして配信をしてもよいか?」や、「同機能を無効にして大量配信を行ったところ、受信ブロックを受けてしまった」などが挙げられます。

今回は、ワイメールご利用開始直後のIPアドレスの状態と、受信ブロックやブラックリスト登録について確認していきます。

再お申込みをお考えのお客様や、長期間ご利用がなかったお客様にも関連する内容ですので、ご一読いただき、運用の参考になれば幸いです。

ワイメールはお客様専用のIPアドレスで配信できる

ワイメールでは、お客様専用の配信環境をご用意しています。

IPアドレスも他のお客様と共有しない専用のものが割り当てられ、初期設定完了後、ご契約または無料期間が終了するまで同じものが割り当てられ続けます。

これは、共有サーバーから配信が行われるメール配信サービスと比べ、他の利用者の配信のレピュテーション(評判/格付け)に影響されないというメリットがあります。

弊社が利用しているISP単位など、より大きな括りでブラックリスト登録などがおこなわれた場合はその限りではございませんが、そういった事態が発生しないよう、ISPと密に連絡を取り合い、スパムと思われる配信者に対しては警告や利用停止措置などの対応を行わせて頂いております。

また、割り当てられるIPアドレスは、ほとんどの場合未使用または長く利用が無かったものであり、初期設定時にブラックリストへ登録されていないかや、フリーメールサービスにブロックされていないかを確認しています。

初期設定直後のIPアドレスは受信ブロックを受けやすい

ここで注意しておきたいのは、割り当てられるIPアドレスはほとんど配信が行われていないため、受信サーバーからのレピュテーションが確立されていないという点です。

メール配信におけるレピュテーションは、一貫した送信元から、受信者が求めるメールを継続して配信することで、徐々に確立されていくものです。

ほとんど配信が行われていない、初期設定直後の配信環境から、数千、数万件のリストにいきなり配信を行ってしまうと、リストの質に関わらず、突発的な受信ブロックや、ブラックリストへの登録が発生してしまう恐れがあります。

IPウォームアップの重要性

受信ブロックやIPアドレスのブラックリスト登録の可能性という観点では、同一のプライベートIP環境から配信を行うことはリスクとなります。

しかし、レピュテーションを高い状態で確立することで、高い到達率を維持しながら配信を継続できる、大きなメリットに変化します。

そのため、当サービスではご利用開始時に少量から配信を始め、徐々に制限を緩和して受信サーバーからのレピュテーションを獲得する、IPウォームアップを推奨しています。

参考
受信ブロックを回避するための目安はありますか?

また、ワイメールバージョン2.15より、単位時間当たりの配信量を制限し、IP年齢(配信日数)に応じて自動で配信数をスケールする、「自動IPウォームアップ機能」のご提供を開始しました。

本機能の詳細については、自動IPウォームアップ機能を活用しよう!にてご紹介していますので、ご一読いただけると幸いです。

初めて使う際はIPウォームアップ機能を無効にしない

上記の「自動IPウォームアップ機能」は、ご利用開始時にこそ重要な機能であるため、デフォルトで有効になっています。

しかしながら、デフォルトの制限では、IP年齢が低い場合非常に緩やかな速度(初日は20通/時)で配信されるように設定されているため、無料お試しで大量配信のテストを行う際に、当機能を無効にして使用される方も見受けられます。

無料お試し期間でも、本契約と同様に無制限で配信が行えるため、「早く試したい!」というお気持ちはわかりますが、無料期間は14日間あるので、焦らず、少しずつ配信数を増やすことを強くお勧め致します。

デフォルトの送信制限が厳しすぎると感じられる場合は、同機能の設定ページで、IP年齢ごとの送信制限を変更・追加することが可能ですのでご活用ください。

また、無料お試し期間中に本契約のお申込みをいただいた場合、無料お試しの環境を、そのまま本契約でもご利用いただけます。

最初からご契約の意思がある場合、無料お試し期間をIPウォームアップを行う期間と位置づけ、レピュテーションの確立にご活用いただくことも可能です。

なお、お試し期間終了後・ご解約後に再度お申込みいただいた場合は、配信環境を一から構築しなおし、基本的にIPアドレスも別のものが割り当てられるため、積み上げたレピュテーションもリセットされてしまう点についてご注意ください。

無料お試し期間に関わらず、再お申込みでの利用開始時や、長期間ご利用がなかった場合でも、IPウォームアップを行っていただくことをお勧めします。

ステップメールを活用するのもおすすめです

大量配信を予定されているお客様は、ステップメールを活用することも効果的です。

既存の読者をワイメールに移行する際に、いきなりすべての読者を登録するのではなく、いくつかのステップメールを設定しておき、毎日少量ずつ登録していく、といった方法です。

読者の登録間隔が大きく開かない限り、定期的にメールが配信されていきますので、自然にIPウォームアップも行われ、配信の手間も低減することができます。

もし読者が増えた場合は、その都度、差分の読者を登録していくことによって、常に一定数のメールが定期的に配信されていきますので、結果的に長期にわたり高いレピュテーションを維持しやすくなります。

ステップメールの運用をうまく行えば、読者様との信頼関係も構築でき、こちらのような素晴らしい結果を出すことも可能です。

ステップメールの活用方法については、ステップメールとは?ループメールとは?どうやって使い分ける?もご参照ください。

万が一受信ブロックやブラックリスト登録を受けてしまった場合

ワイメールでは、配信ごとに到達率の確認や、受信ブロックを含め、不達になった読者のリストを不達原因ごとに表示できます。

また、不達読者のメールログを表示し、何が原因で受信ブロックを受けたのかの分析や、受信ブロックの解除申請に活用していただくことが可能です。

不達原因「受信ブロックの可能性」で不達となった読者のメールログ

画像のログでは、Spamhaus DBLというブラックリストへ送信元ドメインが登録されていることが原因とわかります。

ブラックリスト登録については、ブラックリスト登録とともにフリーメールサービスから受信ブロックされた時の対処もご参照ください。

このようなトラブルは発生しないに越したことはありませんが、万が一に備えた機能もご用意していますので、ご活用いただけると幸いです。

さらに受信ブロックのリスクを低減したい時

さらに不測の受信ブロックの確立を低減させるため、ワイメールでは、「複数分散&受信ブロック回避オプション」もご提供しております。ぜひご検討ください。

当オプションについては、こちらも併せてご参照ください。

最後に

同一のプライベートIPで継続的に有用な情報を配信することにより、メール配信を重ねるたびに受信者および相手先メールサーバの信頼を得て、継続的に高い到達率を確保しながら低価格でメール配信を続けることができるのが、ワイメールの最大の特徴です。

ぜひともそのメリットを最大限発揮できるよう、適切な運用に努めていただけますと幸いです。引き続きワイメールをよろしくお願いいたします。

免責事項

当コラムの内容は、コラム執筆時点での内容です。今後のバージョンアップ等により、仕様やインターフェイスが変更になる場合がございます。

また、受信ブロックやブラックリスト登録に対する解除申請については、サポート対象外となります。ヘルプページなどを参考に、お客様自身で行っていただけますようよろしくお願いいたします。