購入した読者リストへの配信リスクと読者リストの効果的な増やし方

本日も、メール配信システム「ワイメール」の公式コラムをご覧いただき、ありがとうございます。

メルマガ運営を行なっていく中で、新規の読者を更に集めたいと思うこともあるかと思います。

簡単に大量の新規読者を集める方法として、読者リストの購入が挙げられますが、読者リストの購入には大きなリスクを含んでおり、既存の読者へのメルマガ配信にも悪影響を及ぼす可能性があります。

そこで今回は、購入した読者リストへの配信リスク、堅実で効果的に読者を集めていく方法を紹介していきます。

そもそも読者リストの購入とは?

膨大な数の連絡先情報を収集し、パッケージにして販売しているサービスがあり、そのサービスから連絡先情報を購入することを指しています。

このようなサービスは、検索エンジンなどを使って企業や個人の一般公開されている情報を収集する場合や、パートナーと連絡先情報を共有することで連絡先情報を収集している場合などがあります。

また、収集した連絡先情報を年齢や性別、職業などでセグメント化しまとめたものを、「質の高い」読者リストとして販売している場合もあります。

この場合、お金を支払うだけで、すぐに数千、数万件のターゲットにしたい層の連絡先、読者を集めることができるため、思うように読者を集められていない人が読者リストを購入したくなるのは当然とも言えます。

購入した読者リストへの配信リスク

質の高いメールアドレスがほとんど含まれていない

まず、自身で登録した覚えのないメルマガがいきなり届いたとしても、読む人はほとんどいません。

知らない送信者からのメルマガ=迷惑メールのようなイメージを持つ人がほとんどのため、いかに価値のある内容のメルマガを配信していたとしても、内容を確認されることはないでしょう。

また、購入したメールアドレスが現在は利用されていない可能性も高いため、メルマガ全体の到達率や反応率も低下してしまうでしょう。

企業・個人のイメージを悪くする

自身で登録した覚えのないメルマガがいきなり届いた場合、受信者の送信者へのイメージが悪くなる可能性があります。

仮にメルマガを開封したとしても、そのメルマガ、送信者が紹介している商品やサービスを信用する人はほとんどおらず、成約される可能性はほとんど無いでしょう。

迷惑メール送信者として判定され、送信元のIPやドメインの評価を傷つける

自身で登録した覚えのないメルマガがいきなり届いた場合、受信者は迷惑メール報告をする場合があります。

迷惑メール報告が一定以上行われた場合、そのメルマガの送信元が迷惑メール送信者として判定され、他の読者へのメルマガ配信も届かなくなってしまう場合があります。

特定電子メール法に違反してしまう可能性がある

メルマガ配信で無断で営業をかけたり、自社サービスの告知を行う場合、特定電子メール法などの法律に抵触してしまう場合があります。

特定電子メール法につきましては、特定電子メール法・特定商取引法を守っていますか?をご参照ください。

メルマガ配信サービスによっては、購入したリストの利用が禁止されている

メルマガ配信サービスによっては、購入した読者リストへのメルマガ配信、登録を禁止している場合があります。

違反してしまった場合、サービス利用の停止や、より厳しい措置が取られる場合があります。

ワイメールにおける購入した読者リストの利用については、よくある質問 – 購入した読者リストを登録してもいいですか?をご参照ください。

また、サービス強制停止およびアカウント停止の目安については、利用規約違反などによるサービス強制停止およびアカウント停止をご確認ください。

堅実で効果的な読者の集め方

読者リストを集める最も効果的な方法は、読者の登録にオプトイン方式を採用することです。

メルマガ配信の受信を希望する読者のみを読者リストに登録、管理することは、読者との信頼関係を築き、法的規則にも準拠し、送信元の評価を守ることにも繋がります。

オプトイン方式については、メール配信におけるオプトイン、オプトアウトとはをご参照ください。

オプトインの読者を増やすには以下のような方法が挙げられます。

無料のコンテンツを提供する

何か価値のある見返りがある場合、喜んで読者登録する人は少なくありません。読者登録することで、無料でダウンロードできるレポートや電子書籍などを作成しましょう。

この無料でダウンロードできるレポートや電子書籍を、自分のサイトや紹介サイトなどで紹介し、読者登録を促すと良いでしょう。

WEBサイトに読者登録フォームを設置する

特定のページやブログ記事などに読者登録フォームを設置することで、サイト閲覧者にメルマガのオプトインを促し、最新情報を受け取るようにすることができます。

画像などを使用することで、目を引く登録フォームを作成することも大事ですが、あまりコンテンツを詰め込み過ぎず、あえて簡潔にすることで、読者登録後、サイト上で読んでいたところへすぐに戻れるようにするのも大事でしょう。

なお、ワイメールでは読者登録フォームを生成することができ、自身のWEBサイトなどに簡単に設置することができます。

参考:フォームを自分のWEBサイトなどに設置するにはどうすればよいですか?

店舗などで読者を集める

店舗がある場合に限りますが、訪問したお客様と直接接することは、より個人的な繋がりを感じる関係を築くきっかけになります。

訪問したお客様にメルマガ配信について紹介し、読者登録を促し、お客様との関係を発展させましょう。

展示会やセミナーなどで読者を集める

また、展示会やセミナーなどのイベントは、短時間で多くの人に商品、サービスを宣伝するのに最適な場です。そのため、今後のキャンペーンや新規情報を知らせるメルマガの新規読者を集める最適な場とも言えます。

その場で読者を集める方法としては、以下の方法があります。

・口頭

会話の中で必ずメルマガ配信について伝えるようにしましょう。今後のキャンペーンを伝え、メルマガを受け取るメリットを伝えましょう。

・プレゼンテーション

イベント中のどこかでプレゼンテーションする機会があれば、その中で、メルマガ配信についてとそれを受け取るメリットの説明をしましょう。

また、その場でも登録できるように、読者登録フォームへのアクセスや登録用空メールを送信することができる2次元コードやURLなどの掲示や配布、メールアドレス記入用のカードなどの配布をするのも良いでしょう。

質の高いコンテンツ、キャンペーンを提供する

メルマガに登録されている既存の読者については、既にサービス、コンテンツについて知っており、新規ビジネスを獲得する機会はそう多く無いと思われがちです。

しかしながら、メルマガのコンテンツ、キャンペーンを有益と感じた場合、友人や家族などにそのメールを転送することがあります。

その場合、人は自分の知人から勧められたものを信用する傾向にあるため、新規ビジネス、読者の獲得に繋がる確率も期待できます。

つまり、新規の読者を集めることに必要以上に時間や費用をかけるのではなく、配信するメルマガが全く新しい読者にも届く可能性を見越して、質の高いコンテンツ、キャンペーンを提供していきましょう。

最後に

メルマガ配信はSNSなどが普及している現在においても、リードの育成とコンバージョンにおいて、効果的な手段の一つです。

しかしながら、読者リストの購入など、その運用方法によっては却って悪影響を及ぼす場合もあります。

読者リストの購入は避け、オプトイン方式で読者を増やす方法を身につけ実践することで、堅実に読者リストを構成していき、質の高いコンテンツ、キャンペーンを提供し続けることで、読者との信頼関係を構築、維持していきましょう。

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