一般的なメルマガ配信のクリック率は1~2%で、開封率は15%前後と言われています。
実際にメルマガ配信をするなら、一般的数値は超える効果を出したいですよね。
でも、実際にどのようにすれば「クリック率」・「開封率」の向上につながるか分からないと思います。
そこで今回は、実際に効果が出ている事例などをご紹介し、効果が出ている人と出てない人の違いを書きました。
今回のこのコラムで、クリック率や開封率が上がるように改善してメルマガ配信の効果を高めましょう!
目次
事例から分かる | メルマガ配信は効果が高い
メルマガ配信はプッシュ型の強みがあり、たくさんの効果を得られる根強いツールです。
そしてまだまだ多くの方が愛用されている人気のツールなんです。
でもここで疑問が生まれると思います。。。
- 本当に「メルマガ配信」をする事で、売り上げ向上やセミナー参加者の増加につながるの?
- メルマガ配信で効果の出る情報発信方法は本当にあるの?
- いま実際にメルマガ配信を使用しているけど、まだ効果が出ないのは私だけ?
もし、上のような疑問があるならこのコラムは参考になると思います。
事例から効果が向上する改善策を、ご提案させて頂きます。
~効果が出ている事例~
まずはメルマガ配信で効果が出ているいい例をご紹介します。
A社
- 目的:
- ネット販売や実店舗での、販売促進。
- 配信時に気を付けている事:
- 特集やキャンペーンなど、一番伝えたいことを伝えるという意識でやっている。
コンテンツとして、本文があまり長くならないようにしている。基本的にはメインコンテンツ+新着情報くらいを目安に。
長い本文は、見てほしい箇所が見てもらえないし、あまり伝わらないという結果があるから。
- メルマガ配信の効果:
- 開封率は20~30%をキープ。
キャンペーンやクーポンなどのインセンティブがあるメール配信の場合は、さらに開封率が(40%以上)上がる。
一番効果が分かるところで、メールを配信した翌日はアクセス数や注文数がすごく増えるので、メルマガ配信は効率のいいツールとして愛用している。
B社
- 目的:
- コンテンツマーケティング
- 配信時に気を付けている事:
- 代表がブログを書いてアウトプットを図っており、その記事を書いたことをメルマガで主に発信している。
メルマガ購読をきっかけにセミナーへご参加いただき、最終的にご契約を頂くことを目的としているので、読者が興味を惹くタイトル選定や、顧客を成長させる内容のメール配信を心掛けている。
- メルマガ配信の効果:
- 顧客の管理が簡単にでき、配信したメールのクリック数・開封率が見れるので「件名」や「本文」など、どういった記事が読まれるかPDCAを回しやすくなった。
集客の効果も上がり、顧客の動向を把握することができるようになった。
C社
- 目的:
- お店への来店促進
- 配信時に気を付けている事:
- 数百種類のメルマガを管理運用していて、メールの「配信内容」と「配信頻度」に特に気を使っている。
「提案内容」と「配信のタイミング」で、他業者とのコンテンツの差別化を特に重視。
更に、自社重視で一方的に送ると、「スパムメール扱い・迷惑メール扱い」されることもあるので、メールを送りすぎないよう頻度にも細心の注意を払っている。
読者には会員ランクがあるので、会員特典を使用し、顧客にアピールをしている。
- メルマガ配信の効果:
- 会員各々の属性や嗜好に合わせたレコメンドメールを、効率的に送ることで、「開封率」・「コンバージョン率」を大幅に向上させる事ができた。
また、客単価のUPも実現した。
メルマガ配信は、このように高い効果を期待できるマーケティング手法なのです。
メルマガを使ったプッシュ型マーケティングの実践には、多機能で柔軟なメール配信機能を持つ「ワイメール」がお役に立ちます。
「ワイメール」で効果を出しているご利用者様の事例は、コチラに掲載しておりますので是非ご覧ください。
~効果が出ない人の共通点~
ここまでは、メルマガ配信で効果が出ている方の事例をご紹介してきました。
しかし、メルマガ配信を行っているのに効果が出ない方がいるのも事実です。
でも効果が出ない方には共通するポイントがあることが分りました。
事例とは異なりますが、効果が出ていない方の共通ポイントをご紹介します。
共通点1 : 私信メールを軽視して、ただのメルマガ配信になっている
- 「私信メールが原点」ということを忘れていませんか?
- 本来メールは知っている人からメールが届き、それを見て返信するという連絡ツールです。
知人から連絡が来ると見てしまいますし、自分宛なのでどのような連絡なのだろう?と見てしまいます。
なので、「あなたに特別に送っている」・「あなたに必要な事だから送っている」・「あなたに助けてほしいから送っている」などの私信メール配信に勝る配信方法はありません。
しかしメルマガ配信になると、効率を重視して1対1という考え方を忘れている方が大勢います。
読者からすると、自分以外にも送られているメールと感じた場合、あとで読めばいいという心理が働き結局読まないという事が起こります。
メルマガ配信の開封率を重視しているのであれば、1人1人の読者を大切にするという事は必ず心にとどめておく必要があります。
共通点2 : 読者にとって価値のあるコンテンツを配信できていない
- メルマガ配信の本来の目的は、読者が欲しい「メッセージ」や「新サービス情報」、「キャンペーン情報」を届けること
- コンテンツ作りを軽視して、メルマガ配信の配信数を増やすことを目的化してしまう人が多いです。
同じ内容を毎日配信したり、定期配信する事を重視して内容や質が薄くなるというサイクルは、悪いパターンとなります。
読者にとって毎回質の低いコンテンツが届くと、メールを配信しても読んでもらえる確率が低くなります。
そして改善せずにメール配信を続けると、読者は「読まないクセ」がついて、メール配信リスト全体が「眠った存在」になるという悪循環が起こります。
深い眠りに入った顧客は、一筋縄ではメールを開封しなくなり、迷惑メ―ル扱いとされます。
読まれなくなると致命的ですので、メルマガでどんな有益な情報をどのくらいの頻度で提供できるかということを見込んでおく事は重要です。
「メルマガは定期的に送るものだ」という事に惑わされ、内容が有益じゃないのなら、メルマガを配信していないのと変わらない状態となります。
共通点3 : メルマガ配信だけの対応で、新規営業のチャンスを逃している
- メルマガ配信だけでは、新規顧客獲得のチャンスを逃している可能性があります。
- 人的な新規営業はルート営業の6倍のコストが掛かるといわれています。
そこから、さまざまな企業は「新規営業」に変わるツールとして「効率化できるWebマーケティング」に期待を寄せています。
しかし、「新規営業の難しさ」はWebマーケティングでも同じです。
新規営業は、顧客のニーズをいち早くキャッチし的確に対応することが求められますが、人の個性は多種多様で、ニーズにこたえる事はとても難易度が高い事です。
もしも、その対応をメルマガ配信だけに任せているのなら、これから有能な読者や顧客は増えずに効果が伸び悩むという事が起こります。
人的営業なら、名刺や商談の内容を精査し、重点を置く/置かないクライアントを分け、フォローの方法を顧客で変えて顧客を成長させていく事ができます。
しかし、そのような判断や作戦も考えずに、アフターフォローを全部メルマガに任せて一括で対応する人がとても多いです。
メルマガの配信で営業先をフォローした気になってしまいますが、メルマガ配信止まりでそこから有力案件を芽生えさせることができないケースは多々存在します。
顧客との接点ができあがる中で、メルマガ配信を行うタイミングや配信する読者を選定することはとても重要となってきます。
事例から学び、メルマガ配信の効果を上昇させよう
メルマガ配信を使用して、「効果が出る事例」と「効果が出ない共通点」をお伝えしました。
良い点と悪い点をまとめたので、実践して検証しメルマガ配信の効果を向上させましょう。
良い事例を真似しよう
- 読者に有益な内容を織り込む。
- メール本文を「メインコンテンツ」+「新着情報」だけにし、長く書かない工夫をする。
- 読者の興味を惹くタイトル選定をする。
- 自社のファンに成長してもらうために、短い文の有益な情報配信を何回かに分けて配信する。
- 読者の事を考えて、メールを配信するタイミグを考える。
- スパムメール扱いにならないよう、メール配信頻度を見直す。
また、他に
- キャンペーン・新着情報は必ずメールの一番上に配置する。
- 他のメルマガとの差別化を図り、印象を強くするために背景色を工夫する。
という工夫では、クリック数を増やすことができるという意見もあります。
悪い共通点は真似しないように
- 大量の量産配信だけじゃなく、私信メールも大事
- 例えば、メルマガ配信と私信メールを組み合わせてみましょう
- メルマガ配信では有料セミナー案内を送り、私信メール配信では割引価格を案内する。
そして、私信メール配信で「以前の商談で伺った課題のヒントになる内容があるのでぜひお越しください」など、なぜその顧客に来てほしいかを説明する。
メールを受け取った側は、知っている担当からの私信メールを読み、セミナーに参加できなくても返信を送る可能性は高い。
少し手間は掛かるが、優良な顧客を増やせ、効果を上げる事を考えたメール配信の組み合わせです。
- メール配信回数は減らして、コンテンツの内容を重視してみる
- メルマガの配信頻度を減らしてみるのも一つの手
- とある企業の場合、月1回のメルマガ配信をやめて「コンテンツの作り込み」に時間やコストを掛けていました。
具体的には、「事例紹介」や「市場調査」といったコンテンツを充実させて、「サービス試用期間」や「初期無料」などのキャンペーンを実施しました。
メール配信頻度は重要視していないので担当者は十分にコンテンツを集める事ができ、高い質の内容のメルマガ配信を維持できるようになりました。
その結果、頻繁にメルマガを配信していた時よりも、コンバージョン率などの成果が上がるという事が起こりました。
- 重要なターゲットユーザーや優良顧客を設定して、メルマガ配信をしながら別の対応も考慮してみる
- ターゲットの重要度を設定してみましょう
- 新規リストの中身を週1回洗い出している企業があります。
洗い出した中で、重要顧客や個別アプローチした顧客、メルマガ配信だけした顧客の結果を確認するという事を徹底しています。
そうすると、各顧客に対して戦略を練り直すことができるので、効果を上げる為の道筋ができます。
例えば、個別アプローチの成果が出なかった顧客は、メルマガ配信だけの対象に移行して様子を見ます。
再度、アプローチできる可能性がある顧客には、メルマガで場をつないで
「予算」や「新商品」のタイミングに合わせて、再度私信メールを送るようにします。
また、重要顧客には特別な内容のメルマガを配信したり、私信メールを送るという事でファンへと成長させていくことができます。
このような工夫をとることで、埋もれる顧客がいなくなり、有意義にメルマガ配信を活用できるようになります。
良いところは真似して悪いところは真似しない、これは大切な作業です
今回は、メルマガ配信で効果が出ている事例と効果が出ていない人の共通点を掲載しました。
良いところの真似をして悪いところは真似をしないことで、効率よく効果を出すことができます。
しかし、ただ真似をするだけでは効果を向上させることはできません。
なぜなら、メルマガ配信で効果をしている方たちは、真似をして実践し、その結果をまとめて検証して、悪い事は改善・いいところはもっと伸ばしていくというPDCAサイクルを何回も回しているからです。
同じ業種の企業でも、狙うターゲット層は必ず違い、売り込む要素も必ず違います。
その為に、読者のニーズや求める情報というのは企業により必ず違いがあり真似をしただけでは、ファン層はおろか顧客層も増やすことはできません。
なので、メルマガ配信の効果を1番引き上げる方法は配信結果の検証作業(クリック率・開封率・解除率を見て検証する作業)を継続していくことが必要になります。
「ワイメール」には、開封率やクリック測定などの機能を搭載しており、メルマガの配信を解除した読者も確認ができます。
このような機能でメルマガ配信の内容を検証し、メルマガ配信の内容を改善することができます。
さらにA/Bテストもできるので、今回の事例をご活用いただいて、クリック率・開封率を増やしていきましょう!
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