導入事例 - ダイアナ株式会社 様

 

ダイアナ株式会社は、全国に100店舗以上の系列店を展開する、婦人靴・鞄のブランド「DIANA」「DIANA WELLFIT」などを取り扱う会社です。昭和23年から続く販売実績と手厚いサポートで、大手靴ブランドとしてのゆるぎない地位を確立しています。今回、同社EC事業部でプロジェクトマネージャーを務める小河正義様と、越境EC部門の担当者である落合朝生様に、ワイメールの導入効果などについてお話を伺いました。

― まず御社の主なサービスやご担当部署のお仕事について教えていただけますか。

事業形態としては婦人靴の小売業ですが、セレクトショップではなく商品は基本的にすべてオリジナルになります。

弊社が立案した商品を専属のパートナーメーカーで製造し、全国の実店舗で販売するというスタイルが基本です。銀座本店や大阪戎橋店のような路面店とともに、ショッピングセンターや百貨店などにも出店しています。

その中でEC事業部では、インターネットを利用した商品販売が主な業務となります。具体的には、国内のオウンドECサイトの運営管理、お客様からのお問い合わせ対応、海外向け通販などを担当しています。

弊社ではEC・店舗のお客様を一元化して管理できるシステムを使用しておりますが、それを基にデジタルデータマーケティング施策を行うのも仕事の1つです。

― 国内の通販と海外の通販ではそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。

国内では、北海道から鹿児島まで実店舗があるため、お客様があらかじめ履き心地や感覚を確かめることができるのが最大の強みです。

そのため、例えばその時在庫がなかったり、お忙しかったりした場合に、後日ネットで購入されるパターンというのが比較的多いです。

一方海外通販は、基本的なスキームは同じですが、海外のお客様は頻繁に来店できないため、国内以上に店舗を離れられた後の展開を意識する必要があります。

また日本と文化や習慣が異なるため、顧客へのアプローチの仕方が難しいという面があります。もちろんECサイト上では商品の詳細なサイズをわかりやすく提示したり、プロモーションの時間帯を各国のビジネスタイムに合わせるなどの工夫をし、ストレスなく商品をご提供できるよう努めています。

― ワイメールを採用された経緯について教えていただけますか。

以前はECの機能を使ってメルマガを配信していました。会員数が少ないうちはそれで良かったのですが、増加とともに遅延や業務負荷などが増え、アウトソーシングすべきと判断しました。

また海外向けならではの問題ですが、一定数以上のメールを一斉配信すると中国の大手プロバイダからスパム扱いされ、そのプロバイダ利用者全員に届かないという問題が起きました。

解決策を調べた結果、単位時間あたりに上限数を決めて細かく分けて送ることで、スパム扱いされないことがわかり、そのような配信ができるシステムを探していました。30~40ほどのサービスを調べましたが、その機能を備えていたのが唯一ワイメールだけでした。

弊社の要件を十分に満たせ、基本的な機能や、操作性においてもシンプルでわかりやすく、なおかつ価格もリーズナブルです。システム的な問題、受信ブロックの問題の2つを一気に解決することができました。

― ワイメール導入後の効果はいかがでしょうか。

メルマガを送った翌日は、アクセス数・注文数ともにぐんと増えます。どのようなコンテンツを配信するかによっても異なりますが、通常の特集記事の場合でも、メルマガを送らない日に比べると売上がほぼ2倍になります。
送料無料キャンペーンなどインセンティブを含むものだとさらに多くなり、通常の数倍の売上になります。

もちろん効果を期待してメルマガを送るのですが、当たり前にメールが届き、素直にその反応・効果が出てくれることが、今後のマーケティング施策を検討するための大きな指標になっています。

あとは、とにかく使っていてわかりやすいという印象です。ワイメールではヘルプサイトなどもしっかり準備されているようですが、正直言うと今まで見たことがありません。というより見る必要が無く、そのくらいUIに関して不満は全くありません。

― 今後の目標や、御社のビジネスの展望などを教えてください。

小売業の立場で言うと、ECはもはや切り離せない中核事業の一つです。もちろん弊社としてもECは重要なポジションであり、力を入れるべき重要なスキームです。特に今後越境分野(グローバル分野)は伸びしろがあると感じています。

現在、服飾業界全体で国内市場が伸び悩む中、アジア圏・欧米圏へのアプローチは不可欠です。現在はバーチャル(EC)をメインで販売を行っていますが、これをきっかけに現地に実店舗の展開を行うことも視野に入れています。

今後はCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)をさらに重視し、お客様視点で1to1に近いセグメント対応が恒常的にできるようにすることも、大きな目標の一つです。

― お忙しいところご協力ありがとうございました。

お客様プロフィール

会社名
ダイアナ株式会社
所在地 本社:東京都渋谷区神宮前1-8-6
銀座本店:東京都中央区銀座6-9-6
事業内容 婦人靴・ハンドバッグを中心としたオリジナルブランドの販売・商品企画、
海外有名ブランド商品の輸入・販売など

サービス紹介

靴・バッグのダイアナ通販サイト
【dianashoes.com】
https://www.dianashoes.com/

artemis by DIANA
アルテミス by ダイアナ 公式WEBサイト
http://artemisdiana.jp/

タラントン by ダイアナ 公式サイト
- TALANTON by DIANA
https://talanton.jp/

GINZA DIANA GLOBAL WEBSHOP
- Japanese women’s shoe store
https://www.dianashoes.jp/

※本インタビューは2018年8月時点の情報です。