導入事例

CASE

福島県双葉町 様

福島県双葉町の町民は、東日本大震災による福島第一原発事故の影響で今なお全国41都道府県で避難生活を続けています。
否応なしに故郷を離れて暮らすことになってしまった人々に対して、できるだけ正確な情報を迅速に届けることができるようにと双葉町が始めたサービスのひとつが「双葉町メールマガジン」です。
ワイメールはそのメール配信基盤として採用され、安定したサービスの運用をサポートしています。
今回は、メールマガジン(以下、メルマガ)導入の効果や、ワイメールの採用に至った経緯などについて、広報業務を担当する秘書広報課主査の石上崇氏にお話を伺いました。

― まず双葉町が行なっている情報発信への取り組みや、「双葉町メールマガジン」を始めた理由などを教えていただけますか?

秘書広報課としては、月1回の広報紙「広報ふたば」の発行と、公式ウェブサイトの運営、そしてメルマガの発行という3つの方法をメインに情報発信を行なっています。メルマガでは、主にウェブサイトの更新の告知や、行政手続きの情報、支援イベントの情報などを配信しています。それに加えて、希望者にデジタルフォトフレームを配布して、そこにメルマガと同じ内容を配信するというサービスも行なっています。

震災以前は、情報発信といえば広報紙の発行が中心で、ウェブサイトは持っていましたが更新頻度は低く、メルマガのようなサービスはありませんでした。しかし震災以後、それまでとは比較にならないくらい迅速かつ正確な情報の伝達を行う必要がでてきました。緊急性の高い情報でも、以前ならば防災無線などで足りている部分があったのですが、今は町民の方々が全国各地に離れてしまっているのでそれも通用しなくなってしまったんです。

そのためもっとインターネットも活用していかなければならないことを痛感しました。しかし町民の中にはインターネットを見られる環境にない人も多いため、ウェブサイトの更新だけでは伝達手段としては不十分です。その一方で携帯電話であればほとんどの人が利用していたので、そこに随時情報を配信できるメルマガという手段が有効だと考えたわけです。現在でも、ほぼ毎日メルマガを配信しています。一時期より落ち着いているとはいえ、状況は日々刻々と変わるので、載せる内容に困るというような日はほとんど無いですね。

― そこで配信基盤としてワイメールの採用に至った経緯を教えてください。

震災が起こってから、多くの企業や団体から様々な形での支援のお申し出をいただきました。その中でいち早くメルマガの運営という形の支援を提案してくださったのがイグレックスさんです。メールに広告などが入らず、細かな設定のカスタマイズも可能だということで、ご提案を受けさせていただきました。当時は福島県内で事業をされていたので、同じ地域の被災者という仲間意識を感じたのも理由のひとつです。

2011年の5月頃に最初のご提案をいただいて、それから実際のサービス立ち上げまで2ヶ月はかからなかったと思います。混乱していた時期ではありましたが、サーバー環境の構築からドメインの設定などを全面的にサポートしていただいたので、特に大きな問題もなくサービスを始めることができました。当初はまだワイメールとしてはスタートしておらずサービス自体は別のものだったんですけど、ワイメールの開始後も移行作業などはすべてお任せすることができたので、これと言って困ることはありませんでした。


― 実際にワイメールを利用してみた感想はいかがですか?

非常に使いやすくて満足しています。メルマガの配信自体が初めての試みなんですけど、ユーザインタフェースが直感的に分かりやすいので、運用する上で迷ったなよう経験はありません。インフラも安定しているのでサービスの停止や配信遅延などといった障害もないですし、安心して利用させていただいてます。

― メルマガを配信する上で特に心掛けていることはあるでしょうか。

震災の直後は、役場の機能としては町民の方々の安否確認で手一杯になっていて、情報の発信という部分まで手が回りませんでした。そんな中で町民の方から「何の情報も来なくて不安だ」という問い合わせがあり、どんな手段でも構わないからとにかく情報を出さなければと思いました。メルマガもその手段のひとつとして始めたものなので、役場に集まった情報を出来る限り迅速に伝えるということを特に意識しています。

その一方で、最近では少しずつ状況が落ち着いてきたことから、町と町民、そして町民と町民のつながりを手助けできるような配信ができるよう心掛けてもいます。例えば暑い日には熱中症対策を呼びかけるなど、緊急の連絡がないときにでもできるだけ町民の方のケアにつながるような情報を提供するようにしています。

おかげさまで町民の方からも好評をいただいているようです。一時期、私の都合で配信できない期間があったのですが、そのときに「メールが来なくて寂しかった」というご意見をいただきました。楽しみにしてくれている人がいるとわかり、メルマガを始めてよかったと感じました。


― 最後に、今後行なって行きたい取り組みなどがあったら教えてください。

まずメルマガについて、現在はテキスト形式でのみ配信しているのですが、絵文字なども入れてもう少し暖かみがある配信ができないかということを検討しています。その他にもワイメールには様々な機能が用意されているので、うまく活用してより良い情報の提供ができればと思っています。また、これまでは事務連絡が目的の中心にありましたが、今後は町民の方の交流という視点が中心になるようにシフトしていきたいと考えています。そのために必要であればTwitterやFacebookなどのサービスも利用したいと思っていますが、一方でメルマガ自体は情報の告知の起点になるものなので、これからも積極的に使っていくつもりです。

双葉町全体の取り組みとしては、現在、町外コミュニティの構築も含めた「復興まちづくり計画」の策定を進めています。まだ先行きは不透明な部分が多いですけど、なんとか町民同士の繋がりがもてるような形を作ろうと努力しているところです。そのためには情報の発信も重要な鍵になってくると思うので、メルマガも含めていろいろなことにチャレンジしていくつもりです。

― お忙しいところご協力ありがとうございました。

お客様プロフィール

自治体名
福島県双葉町
所在地 【双葉町役場いわき事務所】
〒974-8212 福島県いわき市東田町二丁目19-4
【双葉町役場】
〒979-1495 福島県双葉郡双葉町大字新山字前沖28番地
【埼玉支所】
〒347-0105 埼玉県加須市騎西598-1(旧騎西高校内)
【福島支所】
〒963-8024 福島県郡山市朝日一丁目20-2
事業内容
行政サービス
Webサイト
http://www.town.futaba.fukushima.jp/

ホームページ紹介

双葉町 メールマガジン登録ページ
http://www.town.futaba.fukushima.jp/
mail_magazine/touroku.html/


※本インタビューは2012年8月時点の情報です。

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