宛先のドメインは存在するがメールサーバ自体が存在しない、メールサーバは存在するがSMTPサービスが起動していない、メールサーバが一時的に高負荷状態でメールの受信を受け付けられない、などの理由で発生するエラーです。
相手先から一時的に受信拒否を受けている際にもこのエラーが発生する場合があります。
受信拒否は、直近の配信で短時間に一定量の宛先不明アドレス宛てに送信したり、迷惑メールと認識されやすい内容のメールを大量送信した場合に発生することがあり、現在は特に携帯向けアドレスや、@yahoo.co.jp、@ybb.ne.jp、@yahoo.com宛てのメールアドレスでよく発生します。
受信拒否は半日~24時間ほど経過すると自動的に解除されることが多いですが、程度によってはそれ以上の長時間にわたり拒否を受けることがあります。
同一のドメイン宛てのメールで大量にこのエラーが発生している場合は、受信拒否を受けている可能性が高いですので、下記の方法などでご対応ください。
【方法1】 受信ブロックが解除されるまで、対象のメールアドレスへメールを送信しない
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バージョン1.75以上の場合
「読者リストの編集」から、検索条件に、「状態」⇒「配信可能」、「名前/メールアドレス」⇒「対象のドメイン」、「不達情報」⇒「受信先メールサーバが応答無しまたはビジー状態:1回以上」を指定します。
一括操作フォームで「上記の検索条件に合う読者を」「配信停止状態にする」を実行し、一旦これらの読者を配信停止状態にします。
その後、テスト配信などでそれらのドメインのメールアドレス宛てに正常に配信ができるようになってから、上記の検索条件を再度指定し、一括操作フォームで「上記の検索条件に合う読者を」「配信可能状態にする」を実行します。
また必要に応じて、同じ検索条件で「上記の検索条件に合う読者を」「不達情報をリセット」を実行し、対象の読者の現在までの不達回数をリセット(0に戻す)してください。
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バージョン1.75未満の場合
「読者リストの編集」から、検索条件に、「状態」⇒「配信可能」、「名前/メールアドレス」⇒「対象のドメイン」を指定し、「検索条件に合った読者をCSV出力」を実行して、対象の読者をCSVでダウンロードます。
次に、上記の検索条件を再度指定し、一括操作フォームで「上記の検索条件に合う読者を」「削除する」を実行し、一旦これらの読者をリストから削除します。
その後、テスト配信などでそれらのドメインのメールアドレス宛てに正常に配信ができるようになってから、「読者の一括インポート/削除」から、ダウンロードしたCSVファイルで一括インポートを行ってください。
【方法2】 一時的に他のメールサーバをリレーさせ送信する
ご自身のメールサーバをお持ちの場合は、「送信設定」で一時的にそのメールサーバを指定し、リレーするよう設定してください。設定方法はマニュアルをご参照ください。
リレーするメールサーバに通信制限や一日あたりの配信数制限などがある場合がありますので、リレーを行う際はそれらのルールをに守って運用にあたってください。リレーするサーバの具体的な仕様については、メールサーバ提供元までお問い合わせください。
なお、到達時間にこだわらないのであれば、「メール送信設定」から、なるべく一斉送信数を少なく、待機時間を長く取っていただくことをお勧めいたします。
再配信を行う場合は、配信フィルタ(絞込み)を利用し、当該ドメインの読者のみに送信することも可能です。またそれらのドメインの読者を、別媒体で管理しても差支えない場合は、別のメルマガを新規作成し、そこに集約させて、配信速度を調整して配信する、などもご検討ください。
上記はあくまで一時的な対策ですが、配信の度に同様の現象が繰り返される場合、配信内容や読者の獲得方法によっては、ご利用を停止させていただくことがございますのであらかじめご了承ください。
大規模配信をご予定の場合や、リストにフリーメールアドレス・携帯メールアドレスを多く含む場合、複数IP分散&受信ブロック自動回避オプションによって、受信ブロックのリスクを低減することが可能です。併せてご検討ください。
参考リンク)
- Yahooメールガイドライン: http://info.mail.yahoo.co.jp/guidelines/mail.html
- Gmail宛ての一斉送信ガイドライン: http://support.google.com/mail/bin/answer.py?hl=ja&answer=81126
- 受信ブロックを回避するための目安はありますか?