フリーメールアドレスなどへの配信で「受信先又は転送先のアカウントが存在しない」のエラーが大量に発生します

2013年 12月 27日(金曜日) 15:43
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Microsoftが運営するhotmail.co.jp, hotmail.com, outlook.com, live.jp 、Apple社が運営するicloud.com, mac.com、Google社が運営するgmail.comなどのフリーメールアドレス宛てに、今まで正常に配信できていたにもかかわらず、ある日を境に、配信の多くが「受信先又は転送先のアカウントが存在しない」エラーになった場合、下記の原因が考えられます。

  1. 相手先のメールアドレスの有効期限が過ぎ、使用不可になっている。(多くのフリーメールアドレスは、一定期間利用が無いとアカウントが削除されます)
  2. 相手先から恒久的な受信拒否(5.x.x系エラー)を受けている。

 

まず、ワイメールで新規にテスト用のメルマガを作成、および基本設定の編集を行い、ご自身の持つhotmail系またはApple系のメールアドレスを1件以上読者登録してください。その後、新規の号外記事を適当に作成し、一斉送信を行います。

ワイメールから送信したメールが正常に受信できれば、2の可能性は低いため、単純に相手先のアカウントが存在しないとお考えください。

 

もし正常に受信できず、配信履歴に「受信先又は転送先のアカウントが存在しない」エラーとして記録された場合は、2の可能性が高いと言えます。(念のため、ワイメール以外の環境(ローカルのメーラーなど)からもテスト配信を行い確認してください。)

 

ご存知のようにワイメールでは、お客様専用の配信環境をご提供しており、メールの発信元IPアドレスもお客様専用のものとなります。

従いましてこの場合は、誠に遺憾ではございますが、過去にお客様が配信された メールの履歴や内容などから、フリーメールサービス側のポリシーに基づき、お客様のご利用中のIPアドレスからの受信が拒絶されているものと推測されます。

ただしこの現象は、他社のサービスでも頻繁に起こっており、フリーメールサービス側のスパムフィルタの精度にも問題があるということは明らかですが、一般的には、およそ24時間以上、当該IPからの配信が無い場合、自動的に受信拒否リストから除外される場合が多いようです。

また下記のフォームより発信者ご自身で申請を行うことで、早期に解決できる場合があります。お手数ですが、下記の専用フォームより、フリーメールサービス側にお客様のIPアドレスのブロック解除申請を行っていただきますようお願いいたします。

 

hotmail.co.jp, hotmail.com, outlook.com, live.jp などMicrosoft系のフリーメールアドレス

https://support.microsoft.com/ja-jp/getsupport?oaspworkflow=start_1.0.0.0&wfname=capsub&productkey=edfsmsbl3&locale=ja-jp

※上記ページはInternet Explorer以外のブラウザでアクセスした場合、フォームが表示されない場合があります。

※専用フォームを利用するためにはMicrosoftアカウントが必要となります。Microsoftアカウントをお持ちでない場合はあらかじめ取得してください。

※お客様の環境のIPアドレスは、初期設定完了時に弊社から送信された初期設定完了メールをご覧ください。メールを紛失された場合は、こちらのサイトなどを利用しIPアドレスをご確認ください。

※「エラー メッセージをコピーして貼り付けてください: 」の欄には、ワイメールコントロールパネルの「配信履歴詳細」→「不達読者一覧」→当該読者の「メールログ」アイコンから表示されるログをコピーし張り付けてください。(メールログ表示機能はVer2.08以降で利用可能です。Ver2.08未満をご利用の場合はシステムのバージョンアップを行ってください。

 

なお、Microsoftのサービスに関する一般的なお問い合わせは下記より可能です。上記の専用フォームが表示されなかったりアクセスできなかった場合などは下記をご利用ください。

http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-live/get-support?selectedproduct=Windows%20Live%20ID&selectedissue=Why%20am%20I%20being%20asked%20to%20provide%20or%20verify%20security%20info&Mkt=ja-jp&productKey=wolmain

Microsoftからの回答を確認するには、専用フォームで回答内容を確認する方法をご参照ください。

 

本件に関する参考リンク)

 

icloud.com, mac.comなどApple系のフリーメールアドレス

https://support.proofpoint.com/dnsbl-lookup.cgi?ip="お客様の環境のIPアドレス"

※お客様のIPアドレスが「123.123.123.123」の場合は、「https://support.proofpoint.com/dnsbl-lookup.cgi?ip=123.123.123.123」

※お客様の環境のIPアドレスは、初期設定完了時に弊社から送信された初期設定完了メールをご覧ください。メールを紛失された場合は、こちらのサイトなどを利用しIPアドレスをご確認ください。

※解除申請は日本語でも可能ですが、英文で送る場合のサンプルにつきましては、こちらをご参照ください。

※申請時にエラーメールの内容を併せて送信する必要がある場合は、上記のMicrosoftの場合の例と同様にメールログを取得し利用してください。

 

本件に関する参考リンク)

 

gmail.comのフリーメールアドレス

こちらのページにアクセスします。

設問「ブロックされるメール、または迷惑メールに分類されるメールはどこから送信していますか?」に対し、「自分のドメインから送信しています」を選択します。

設問「ご利用のメール システムは感染していましたか?」に対し、「いいえ、サーバーは感染していませんでした」を選択します。

その後、その他の設問に対し正確に回答し、対策方法などが表示された場合はそれに従って運用を見直します。

すべての設問に対し問題ない場合(送信者側の問題が見受けられない場合)、一括メール送信のお問い合わせフォームへのリンクが表示されますので、そのフォームから問題を報告します。

※SMTPエラーメッセージの調べ方は、前述の「Microsoft系のメールアドレス」の手順と同様です。

 

その他のメールアドレス

メールアドレスを管理しているサービスの管理者に対し、個別にブロックの解除申請を行ってください。

なお、解除申請を受け付けているかどうか、申請先やその方法などはサービスによって異なります。これらについて弊社でのご案内は行っておりませんのでご了承ください。

※SMTPエラーメッセージの調べ方は、前述の「Microsoft系のメールアドレス」の手順と同様です。

 

解除申請や対策を行ったあとは?

その後は下記の方法などでご対応ください。

 

【方法1】 受信ブロックが解除されるまで、対象のメールアドレスへメールを送信しない

ブロックが解除され、当該アドレスへの送信ができるようになったら、現在ワイメールのリスト内でエラー停止状態になっている当該アドレスの読者を、配信可能状態へ戻して再度ご運用ください。

ステップメールの場合で、エラー停止により配信されなかった恐れのあるストーリーがある場合は、お手数ですが個別に再送していただくなどしてご対応ください。

 

【方法2】 一時的に他のメールサーバをリレーさせ送信する

ご自身のメールサーバをお持ちの場合は、「メール送信設定」メニューで一時的にそのメールサーバを指定し、リレーするよう設定してください。

設定方法はマニュアルや「外部のSMTPサーバを経由して配信する場合の設定例」をご参照ください。

リレーするメールサーバに通信制限や一日あたりの配信数制限などがある場合がありますので、リレーを行う際はそれらのルールをに守って運用にあたってください。リレーするサーバの具体的な仕様については、メールサーバ提供元までお問い合わせください。

 

なお今後の運用に関して、到達時間にこだわらないのであれば、「メール送信設定」から、なるべく一斉送信数を少なく、待機時間を長く取っていただくことをお勧めいたします。

大規模配信をご予定の場合や、リストにフリーメールアドレス・携帯メールアドレスを多く含む場合、複数IP分散&受信ブロック自動回避オプションによって、受信ブロックのリスクを低減することが可能です。併せてご検討ください。

 

最終更新 2020年 7月 29日(水曜日) 14:24