既存のコンテンツや設定を使いまわしてメールマガジンの効率をアップ

本日も当コラムをご覧いただきありがとうございます。

弊社では、日々お客様から頂くお問い合わせや機能追加のご要望をもとに、ワイメールの改善に注力し、よりよいメール配信システムとなるよう心掛けております。

一般的なメール配信システムでは、ほとんどの場合、扱うことのできるメルマガは1契約につき1つですが、ワイメールでは1つの契約でいくつでもメールマガジンを管理することが可能です。

メルマガの複数運営に関して、「同じ内容のステップメールやループメールを別のメルマガでも使いまわしたい」「設定した自由項目を他のメルマガにも適用したい」「同じ内容のメルマガを設定して、読者を分割して運用したい」など、メルマガの設定を使いまわしたいという意見をよく頂きます。

今回は、そのような希望を実現する強力な機能と、具体的な使い方についてご紹介します。

既存のメルマガの設定をコピーする

コントロールパネル内のメールマガジン設定→メールマガジンの新規作成ボタンから新しいメルマガを作成する際に既存IDの設定をコピー」を選択することで、メルマガの設定のコピーを行うことが可能です。

この機能では、コピー元のメルマガに設定されている

  • 基本設定
  • 配信設定
  • 自由項目設定
  • ステップメール
  • ループメール

など、読者情報と号外記事、配信履歴以外の情報をコピーして新しいメルマガを作成します。

例で確認する具体的な活用方法

既存メルマガのステップメールを使いまわす

新規店舗で顧客用のメルマガを運営することを例に考えてみます。

新しくオープンした店舗は忙しく、メール配信の業務は最小限のリソースで行いたい……しかし、お客様に興味を持ってもらうためにもメルマガの内容は充実させたいのではないでしょうか。

そんな時、メルマガをコピーして新規作成することで、既存のメルマガのステップメールを新規店舗でも稼働させ、新規店舗固有のセール情報などを号外記事で送信するといった運用が可能です。

コピー元のメルマガ

設定をコピーしたメルマガ

もちろん、読者登録時に店舗名を入力し、絞り込み配信を行う事でも同様の動作が可能ですが、店舗ごとにメルマガの担当者が違う場合や、他店の読者への誤送信を防ぎたい場合は、メルマガを分ける事に大きなメリットがあると思います。

運用しているメルマガを2つに分け、読者も分割する

今度は、メルマガを店舗ごとにわけ、読者も同様に分割する場合を考えてみます。

前項と同様にメルマガをコピーすることで、ステップメールの配信設定を引き継ぐことができますが、途中まで配信されていた読者に、続きから送信したい場合はどうすればよいでしょうか。

ステップメールを途中から配信する方法や、ステップメールの配信決定フローは下記のコラムで紹介しました。
他のメール配信システムから移行する際に便利な機能

同じステップメール配信構成の場合、読者情報の次SSナンバーとSS起算日を適切に設定することで、途中から配信することが可能です。

また、読者情報をCSVエクスポートした際には、上記の情報も含まれているため、読者を店舗名で絞り込んでエクスポートし、新しく作成した店舗ごとのメルマガにインポートするだけで、ステップメールが続きから配信されます。

自由項目の設定もコピーされている為、エクスポートしたCSVファイルをそのままインポートすることで、すべての読者データが抜けなく移行可能です。

最後に

今回は、メルマガの設定をコピーすることでメルマガ運営の負担を減らし、既存の設定やコンテンツを使いまわす方法についてご紹介しました。

コンテンツの使いまわしと聞くと、いいイメージを持ちづらいかと思いますが、上記の操作では同じ読者に同じ内容を再送するのではなく、既に別のメルマガで充実させたコンテンツを、新規の読者向けに「リサイクル」しています。

いい意味で「放置」が可能なワイメール ~実例から学ぶストーリーの組み方~でも触れていますが、「放置」や「使いまわし」で効率化を図ることでメルマガ運営の負担が軽くなり、結果的に読者の満足度を向上することが可能です。

是非今後とも、ワイメールの便利な機能を活用し、お客様のメルマガ運営に役立てて頂ければ幸いです。